すでに電動車いすは完成し1年が経ちました。  2010年7月 納車


非常に乗りやすく、操作性、利便性、安全性、快適性、生活の質の向上や介助者の負担軽減など
とても優れた電動車いすになっています。

時系列に改造場面を公開しました。

これからは動画もまじえ現在の電動車いすも掲載する予定です。


6輪のメリット、デメリット、適合判定や特例補装具の給付などもまとめたいと思います。



  インバーケア TDX-SR (ブラシレスモーター)
 今度の電動車いすは6輪型(駆動輪が座面下)をチョイス
 
 走行特性は? 気になるところ・・・
 まず、座面の作成

 ティルトのアクチュエータをバッテリー前にマウント
 ティルトしたところ

 なるべくコンパクトに、なるべく座面を低くが実現
 バッテリーは縦に並べた
 バックレスト(背もたれ)部分の作成

 パイプを2重にして強度を上げる
 リクライニングの大切な部分

 この辺の作成は創造性と技術が重要に思う
   ヘッドレストとコントローラ
 はじめて乗車(仮合わせ)
 バックレストは以前と同じもの

 パワースイングももちろん装備
 座った感じは以前の電動車いすと変わらないが
 ティルトとリクライニングでその場面場面でポジションを
 変えられるのは操作性、褥瘡にもADLにもとても良い
 おしりの部分がギリギリ 修正必要
 一番楽な体勢  食事・会話・TV観賞など
 ティルト全開
 初めての外での走行
 全開走行

 6輪のため直進、旋回の安定はよい
 特に高速でのスラロームは抜群
 シート・バックレスト・フットレストは完成
 また分解し、電気系統の改造をはじめる

 駆動輪を外したところ

 GBモーター
 スイッチの組み立て
 LEDの光るスイッチを使う
 リクライニングのアクチュエータと電装ボックス
 だんだん出来てきた
 コントローラーと電源スイッチ、ライトのスイッチ

 マウススティックで操作出来るよう配置
 ほぼ完成
 左にあるのは介護者用のリクライニング・ティルト上下スイッチ  

完成しました 2010年7月 納車

走行時の状態   

座面の真下に駆動輪がある   


下のオレンジバックは雨具などを装備   
リクライニング・ティルトをした状態   
ティルトの状態   


  紺色の尿バックカバー   
   
 後ろから   

  
バックサポートはバリライト  
  正面から  

ブラシレスモーターでパワーと静粛性を実現  

1回の充電での走行時間もブラシレスモーターは長い  
 
コントローラー部分とiPhone   
   
中央は時計とスピードメーター  
  あご受け   
 あご受けも新調しました   

義肢装具士の制作であごにフィット   
マウススティックでiPhoneを操作する  


電動車いすユーザーに便利なアプリもたくさんあります  
左から  

電源スイッチ類  
ライトスイッチ類  
ドライブセレクター切り替えレバー  
ジョイスティック  
リクライニングと走行モード切替レバー  


すべて自分で操作出来る   
フットサポートとLEDライト   
前面の白色LEDと青色LED   



〜 6輪型電動車いす、中輪駆動型の特徴(4輪電動車いす、後輪駆動型の比較から) 〜


6輪型の長所
                   
             
 ・電動車いすの中心を軸として旋回できる
  エレベーター内などの180度Uターンなどに有効

 ・重心が中央にあるため走行時の安定は抜群

 ・後方に転倒するリスクが少ない
  急なスロープや、ややリクライニングを倒しての走行も安心  

 ・接地面が大きいせいか電車・ノンステップバス乗車中の揺れが少ない 

 ・段差の上がり降りに強い、特に降りるときのショックは少ない
 
 
6輪型の短所

                                
 ・幅寄せやノンステップバスなどの車いすスペースに正着が難しい(縦列)
  切り返しが必要

 ・座面下に車輪があるため振動が伝わりやすい
  エアータイヤに交換後、軽減
 
 ・部屋に入るときタイヤを拭くのが面倒


あくまでも私の印象です。

良いところ悪いところがあるのは当たり前です。
重要なのは電動車いすにより、自分の世界を広げたり、QOLを向上することが大切だと思います。

後日、動画で運転時のハンドリングをレポートします。(カーグラフィックTV風に)


続きの公開は後日

  電動車いすはその方の生活や障害、住環境などで大きく変わります。
 「あの人が乗ってるから」「かっこいいから」で選ぶものではありません。
 信頼できるセラピスト、事業者と相談の上、本当に自分にあった
 電動車いすの選択改造をオススメします。